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2013.02.16 Saturday |

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突然ですが

2009.04.18 Saturday | 13:12
ブログのタイトルを変えてみました。
なんとなく。です。
sakoblog*で検索してくれていた人たちには申し訳ないですが、
これからもよろしくお願いします。

echo*:エコー;響

小説.

2007.04.16 Monday | 15:52
「焦燥と自己嫌悪で濁った心がね、すーっと2層に分けられていく感じがするの。焦燥も自己嫌悪も下のほうに沈殿しているだけで、決してなくなったわけじゃないんだけどね、ただ、私の心の上のほうはびっくりするほど澄んでいて、その澄んだモノがゆっくり体の隅々に染み渡って、眠りへと落ちていったんだ。
文学の力って、すごい。」
3日ぶりにゆっくり会って、間もなくきみが口をひらいた。
少し興奮気味にも見えるし、以前からわかりきっていたことを復唱しているようにも見えた。

その日きみは風邪気味で、口内炎もできていて、心なしか顔色も良くなかった気がする。
歓送迎会、このたびの人事異動で転勤する人と、赴任してきた人を囲み食事、酒を飲む。
3時間半の長丁場で普段しゃべらない人に話しかけ、話つなぎ、トイレに立ったりビールを注ぎに行くことはなかなかの精神的重労働だ。
しかも100人以上いる職場での。

ようやっと1次会が終わって、車に乗り込んだとききみにどっと疲れが襲ってきた。
会場はやけに蒸し暑かった。寒いかも…と用心して着てきた服のおかげで汗をかいた。
その汗が今になって冷えているのを感じる。
風邪だとわかっていたから今日は酒を飲んでいない。自宅まで車を運転して帰る。
100人が散り散りに帰っていくのに混じって薄暗い駐車場に歩いた。

週末の県道は意外にもすいていた。金曜日の午後9時、大方の人は家にいるかまだ外出中かなのだろう。
2次会は風邪を理由に断った。
ぼんやりと車を走らせながら自宅へとむかう。朝なら通勤に1時間半はかかる県道も今日は20分少々で見慣れた我が家へついた。
家に着けばますます疲労感が推しよせ、風呂に入る元気もうせた。かろうじて化粧を落とし、もう寝よう。とつぶやいて布団に入った。

いつもつけている加湿器のこぽこぽという音がしている。寝るときにかけるCDの音が小さくする。壁掛け時計の秒針が規則正しく回っている。すべて聞こえる。それぞれが耳に入ってくる。気になって、すべて切った。静寂の中に自分ひとりが風邪で呼吸し辛い鼻の穴の片方で息をしている。
体は疲れているのにちっとも眠れない。目がひとりでに開き、CDコンポの時刻表示を捕らえる。
100人あまりの喧騒が体にしみついてとれない。
ながながと別れの言葉を聴かされた余韻や、花道の終末、目の前で胴上げされる人たちの様子がきみを寝かさない。
それは決心して風呂に入ってみても、少しも取れなかった。

ふと、きみは以前買ったものの、読んでいない本があることを思い出した。「きみの友だち」という題名のハードカバー本だ。気に入りの作家の本で、以前古本屋で見つけて半額で買ったのだ。
たいてい買ってすぐ読むたちなのに、この本ばかりはなかなか読む気になれなかった。前評判がかんばしくないとか、ページ数が極端に多いとかではなく、ただなんとなく本を読む気分になれなかった。ただそれだけのことだ。

「きみの友だち」
きみは昔から「友だち」に関して考えるところがあった。友だちは少ないほうだと思う。ともいっていた。
友だちが世界のすべてである学生時代には悩みも深かったが、社会人になって付き合い方を覚えても、また違った悩みが出てくるのだった。
きみは「堀田ちゃん」みたいなところがあるからな。

ベットの上で体をひねったり、うつぶせになったり仰向けになったりしながら本を読みすすめていく。
11の章からなる構成は一人の少女と少女にかかわりのある何人かの子どもたちの話だ。
小学校高学年から中学生、そして大人にいたるまでの子どもの世界の出来事がつづられる。
子どもの世界にも絶望や死があり、病気が、面倒な人間関係がある。
そのことを知っているはずなのに忘れかけていたことに気づきながら本を読む。
とちゅう泣きそうになってあわててティッシュペーパーをとりに起きた。
とりたてて泣かすようなポイントがあったわけではない。泣かすのであれば、前作の「その日のまえに」のほうが大いに泣かせてくれた。
ただ、ちょっとだけ、ちょっとだけ、腎臓障害で死んでいく「由香ちゃん」のお父さんお母さんの気持ちを考えると、涙が出てくるのだった。

316ページすべてを読み終わったとき、体の中をすーっと沈んでいくものがあった。
仰向けになって腕を突っ張って読んでいたので、それはちょうど背骨側に降りていった。
トイレに行きたくなって起き上がると今度は背中を伝って足元に落ちた。いまくるぶしの辺りまで積もっている、それがなんとなくわかった。

大急ぎでトイレに駆け込みようを足すと、体が重く、不意に眠気が起こった。後はもう、間髪いれず、きみは眠りに落ちていった。


「あのとき『今年は採用試験がんばります。』なんていってる自分がいやになったんだよね。
だから話が切れたのいいことに唐突ににげちゃったの。変な間になってたなぁ、わるいことしちゃったなぁっておもうんよね。」
伏目がちにきみはいった。
新採用のこに声をかけたのはきみからだった。宴会場に早く入りすぎて所在無くたたずむ様子を見て声をかけたのだった。
「疲れでてない?なんていって、ちょっと先輩気取り。だったかな。」
ぱっと目と目を合わせるものだから面食らうじゃないか。
「そしたらベテランの人が話しに加わって、今期の週当たりの時間数とか聞くんだもん、案の条採用試験の話にもなるし。新卒新採用だから3つ年下か、3つ年下の新卒新採用の向かいで『採用試験がんばります』なんて、なんか馬鹿らしくなってしまった。
去年の採用試験に落ちてからこっち、がんばります。なんて断言できるほど勉強できてないし、いかほど実力がついているかもわからないままだし。はりきって言ってる途中でなんだか馬鹿らしくなってしまったんだなぁ。」
自嘲気味にきみは笑うけれど、勉強できていない半分はぼくの責任でもあるかな、と不埒なことを考える。

馬鹿らしい気持ちのまま3時間半が過ぎて、ぼくは2次会へ行き、へべれけに飲んでいる間に、きみは本を一冊読み終えたのか。それは今日話してくれなければおそらくずっと知らないままだっただろうなぁ。
昨日よりもいくらか顔色が良くなっていてほっとした。今日はぼくのほうが顔色が悪いかもしれない。今月末には30になる。肝臓も大分弱ってきたような気がするんだ。
それに立場的にはきみよりも焦っていていいんだが、今は焦ることよりも毎日が忙しい。


「たぶんね、この本にずっと手をつけてなかったのは、昨日読むためだったのかなと思う。運命論者ではないけれど、なんとなくそんな気がするんだ。馬鹿らしい気持ちと何が重なったって、どうなったのかよくわからないけど、ほんと文学の力ってすごい」

さっとそんなことを言うきみはすごいと思う。
文字の羅列が心を浄化することもすごいと思う。
それを仕事につなげようとするきみもすごいと思う。

物語が終わったあとの付け足しではあっても、この一日が、なにかの始まりであってくれれば、うれしい。

物語は再び始まっている。たくさんのきみたちの中で。

予告・恋愛小説

2007.01.12 Friday | 20:30
なんか…ひさびさに恋愛小説書けそなきがする。
近々。
乞うご期待!

恋愛小説裏側

2006.09.14 Thursday | 18:44
秋雨前線が台風と一緒になって意固地に居直っているかの天気模様だ
この雨はいつまで続くのだろう
一人、そんなことを考えていた。
雨の交差点、午後2時
三車線の大きなT字路のTの右肩で、信号が変わるのを一人待っていた。
対面の右折車、銀のシビック
運転席の人影が雨ににじむ。

結婚式は12月、独身生活にさようなら
26で結婚は早いでしょうか。
実はスピード結婚だったりして。
嫁さんになる人とは1年前ぐらいに付き合い始めた。
イイコだと思う。思うから、結婚するんじゃないか。
仕事を始めて半年ほどで知り合って、運命だ!なんては思わなかったが
これはいい感じだ。という確信はあった。
俺の確信はまず当たる。

大学1年から社会人になるまでずっと付き合っていた子は、「ムツカシイ」人間だった。
私立の女子大の文学部、日本文学専攻でなんでもムツカシクものを考えるようなところがあった。
学年が進んで、付き合いも進んで、3回別れて、3回目にやっと別れてくれた。
3回別れてうち2回はよりを戻してみたが、そりゃあやっぱり無理だったのだ。
俺はまだ、結婚の報告をしていない。彼女には。

結婚しよう。なんて話したこともあった。
最初は「そんな先のことはわからんし」なんていってたが、付き合いが長くなると
案外とうれしそうな顔をしていたようにも思う。
向こうの家族にもあったし、こちらの母親とも会わせた。
ただ、付き合う上での「慣れ」が「馴れ合い」に変わり始めたころ
関係は上滑りをしだした。
ムツカシイ人間は決まって機嫌が悪くなった。
八つ当たり、わがまま、俺の見えない話を相談に持ちかけては答えを欲しがる。
自分の望む解答でなければ、怒る膨れる、拗ねる。
それでも何とかしのいでやってきたつもりだったが。

今わの際になって、さらにヤヤコシイ問題を打ち明けられた。
すべての態度の元凶はそこにあるらしかった。
彼女自身のヤヤコシイ問題。

限界が、きた。
俺の中に彼女とその周辺の事象を受け止めえる余地は残っていなかった。
散々考えて、結論は出なかったが、限界だけはきていた。
だから、別れを告げた。
大型連休に入る直前だ。
電話の向こうで彼女は泣いただろうか。
何年もの間、よく、泣かれた。
悔し涙だという、うれし涙だという、悲しい涙だというそういう涙を何度も見てきた。
だから、電話で言うしかない。
彼女はきっと、仕事場のどこかで受けたに違いない。
俺は、自分の家のソファーに座って、ぼんやりと床の板目を見ながら、別れを告げた。

それからしばらくして、一度だけ電話がかかってきた。
「元気?」なんてちょっと緊張したような声が聞こえた。「ご飯でも食べにいかん?」
けれども俺は、“これはいいかんじだ”という人と付き合っていたので、
「いま、付き合っている人がいるから、行かれんわ」と返事をした。
一瞬、間があって、「そう」と短く言った後、「それじゃあね」と電話が、切れた。

(それから、彼女が振り返ることも忘れて、仕事に身を傾けたことを俺は知らない。)

この5月に、大学時代のサークルのOB会が開催された。
2年に1度、初代から現役までの人間が一堂に会するこの企画で、懐かしい面々に出会うのはうれしい。
ちょうど、1年か。
あまり考えることもなく過ぎ去った時間の中で、OB会を知らせるメールは
ふと、彼女、元彼女のことを思い出させた。
幹事は、「勉強に忙しいらしく、OB会には来ない」と教えてくれた。

(彼女の仕事場が変わったということ、資格のために本気で勉強しているということを俺は知らない。)

やがて、俺の確信は確定に変わり、俺たちは結婚することになった。
姉ちゃんよりも先に結婚することを、姉ちゃんにも親にもややとがめられたが、
もう決めたことだし、仕方がなかろう。
そうと決まれば結婚準備や式の日取り、親類縁者への報告とあわただしく毎日が過ぎていく。
それだけではなくて、日常もそこにあるということが、なかなかにハードだった。
いつでも順風満帆というわけには…行かない。

上げていた企画をとばされて、今度も俺の席はそこにはなかった。
企画がとばされても、日々の仕事は連なり、いつまでも落ち込んでもいられない。
気持ちを切り替えて、次に次にを考えながら、仕事をするべきだ。
そうして、やっている。
ただ、仕事をこなすモチベーションが以前とはまったく違うことを感じながらも
なるべく見ないようにとしていた。

誤解を恐れずいうなら、最近は誰と会っても、疲れる。
仕事場の人はもとより、気の置けない友達や、尊敬する上司といても
別れた後で口から出るのは恐ろしく長い息だ。
腹の底から全部の空気が抜けるような細く長いため息が出る、というより、漏れ出る。
もちろん最中には真剣に取り組んでいるし、たのしんでいるし笑っている。
それはうそではない。
ただ、なんとなく、あとから自分を消耗した気になる。消しゴムみたいに身がちびていく気がする。
誰と会っても疲れるのに、そのくせ人恋しいものだから、
つい自分から飲みに誘って饗応にせっせといそしむ自分に嫌気がさした。

夏の、疲れか。

最近、朝晩涼しく、季節の移り変わりを感じる。
長かった梅雨も8月に入ったら猛暑に変わり、外回りで日焼けもした。
仕事の合間にうまくして遊ぶことも覚えたから、ただ仕事だけの日焼けではなかった。
猛暑から抜け出し、秋になってすぐに雨が降っている。
雨は、嫌いではないがそれでも今日のように外で仕事をするには不便だ。
傘を差しても足元はしっかりと濡れる。
じわり。と寒さが忍び寄る。肌寒さに耐えながら信号が変わるのを待つ。

三車線の大きなT字路のTの右肩のところから、Tの字の足の棒のほうへさっさと渡りたい。
だが憎らしくも信号は赤だ。
車歩分離式信号がえらげに俺を見下ろす。
目の前をゆうゆうと通り過ぎる車をうっとおしく思いながら、それでもおとなしく待つ。
対面からの右折車が流れ始めたからには、じきに歩行者用信号も変わるだろう。あと少し。
ビニール傘にたまった水滴を軽く落としながら車道に目をやると、奇妙なことに気がついた。
右折してくる銀のシビック
助手席の窓が、ゆっくりと下がっている。
なんだ、思わず見つめる。

「コガワタカシー!」
シビックから大声で俺の名前を叫ばれた。
運転席の人間と目が合った。

ニッと笑ったナツカシイムツカシイ笑顔
笑顔のままハンドルを切りながら、シビックはすぐに視界の外に消えていった。

あいつ、笑っていた。
大きな声で俺の名前をフルネームで呼んで、笑っていた。
なんだ、元気そうじゃないか
なんだ、あいつパーマあててんの。
ははは。
あまりに偶然で突然でこっちは何も返されない。
ちょっと太ってたなぁ、あいつは。

いつの間にか歩行者信号が青に変わっていた。
慌てて足を踏み出す。

結婚の報告は、しなくてもいいだろう。
どうせ、おせっかいな誰かから伝わっているに違いない。

点滅を始めた信号にむかってちょっと駆け足をして
傘に落ちて聞こえる雨音が、いつの間にか消えていることに、初めて気がついた。

恋愛芝居

2006.08.31 Thursday | 13:14
○深夜のレストラン
ファミリーレストランではないレストランの窓際の席
二人の女が座って食事をしている。
窓側 マミ(26)
向かい ショウコ(27)
ショウコはブルーの半そでニットにブルーデニム、首元にベージュのボールネックレス
マミは黒のノースリーブニットに白いレース編みのボレロ
オリーブグリーンのクロップドパンツにこげ茶のパンプス

ほどなく食事が済み、食後のドリンクを飲む
ショウコはロイヤルミルクティー、マミはライチスカッシュ

ショウコはあたりまえのしぐさでタバコをとりだし火をつける
細長く煙を吐き出し視線を窓の外に送った後マミに話しかける

ショウコ「好きだっていってた、男、最近どうなのよ」
マ  ミ「別に」
ショウコ「別に。って、どうしたの?」(驚き)
マ  ミ「(視線は手元)あのまま、変わらず」
ショウコ「へえ、好きじゃなくなったの?」
マ  ミ「好きよ。大切に思ってるわ」
ショウコ「じゃぁ、何で?
     むこうに気がないの?」
マ  ミ「…ないのかもしれないし、そんなことないのかもしれない」

(反応が薄くて戸惑うショウコ
 マミはライチスカッシュのコップの中のライチをスプーンで取り出して少しかじる)
タバコを吸って煙を吐き出すショウコ

ショウコ「どうなりたいの(彼と)」
マ  ミ「…」(黙ったまま唇を動かしライチを食べる)

ショウコ「どうしたいの(あなたは)」
マ  ミ「恋人になりたいわけじゃないの」
ショウコ「それじゃ、“オトモダチ”でいいじゃない」
マ  ミ「そばにいてほしいの」
ショウコ「“恋人”ではなくて?」
マ  ミ「わずらわしいのよ。嫉妬とか心配とかドキドキするのとか。
     めんどくさいのかもしれない。」
ショウコ「…」(黙ったままタバコをふかす)

マ  ミ「(思い出したように)郵便局のカードのね、
     暗証番号がわからなくなったの。」
ショウコ「へぇ。忘れちゃったの?」
マ  ミ「あれこれ試してみたんだけど、どれも違って、
     しまいにはロックかかっちゃった」
ショウコ「おおごとね。」
マ  ミ「ロック解除してもらうのは簡単だったけど、
     暗証番号を教えてもらうのは骨が折れたわ。
     まず、郵便局で書類を書くの。住所・氏名・生年月日・電話番号
     それを窓口で、身分証明書と一緒に見せて係の人が台帳に記入するの、複
     写式よ」
ショウコ「厳重ね」
マ  ミ「それで教えてもらえるかっていえばそうじゃなくて、2.3日したら
     手紙が届くんだって。そこに暗証番号が書いてあるのよ」
ショウコ「それはそれで危険なんじゃないの?」
マ  ミ「ねぇ。
     程なくして郵便局から“親展”が届いたわ。
     開けたら番号が印刷されたそっけない紙が1枚」
ショウコ「番号わかったの?」
マ  ミ「××××」
ショウコ「でたらめな数字ね」
マ  ミ「元彼の誕生日よ」

一瞬面食らって

ショウコ「…そりゃ、思い出せるわけないわねぇ」(笑いをかみ殺す)
ショウコ「意図的に忘れようとしてた数字だものね」

タバコが終わる、灰皿の中央でもみ消して温んだミルクティーを飲むショウコ
憮然とした表情のマミ

ショウコ「変えたの?暗証番号」
マ  ミ「変えてない」
ショウコ「アハハ」

目じりにしわを寄せてほほえむ

ショウコ「こびりついているものね」
マ  ミ「ね。」


ショウコ2本目のタバコを取り出し、火をつける
マミは2つ目のライチをもてあましている。
ストローでつついてみたりスプーンでいじったりする。

ショウコ「あなたってばすごく男らしいのね。男っぽいんだわ。
     いつまでも囚われてる。
     ミスチルの歌聴いてごらんなさいよ。よくわかるわ。
     あの人は女っぽかった。聞けば、さっさと結婚しちゃうんでしょう?」
マ  ミ「みたいね。」
ショウコ「女ってリアリストじゃない、でも男はロマンチストなのよ。
     男は「元カノ」を「思い出」フォルダに移動させ後生大事に保存する。
     女は「元カレ」を「男友達」にリネームして使用する。
     女は別れた後は相手の嫌な部分ばかり覚えている。
     男は別れた後も相手の良い部分ばかり覚えている。
     男は女を「所有」したがり、別れた後に多大な喪失感を味わう。
     女は男を「宿主」とし、別れた後に同等の寄生先が見つかれば問題はない。
     何かの本で読んだわ。」
マ  ミ「…」(含み笑い)
ショウコ「大抵の女は、元カレとの思い出を引きずる、という生産性のない行動より
     新しいカレを見つける、という行動のほうが有意義だと考えるわ。
     これは雄と雌の違い。生き残り子孫を残す雌としての本能。
     自然の摂理なのよ。」
マ  ミ「(じゃあ、あたしには女としての本能がかけているのかしら)」


氷だけになったグラスを傾け、小さな氷を口に入れる
氷を砕くカリリという音がマミの体に響く


ショウコ「あなたの場合、お家と生い立ちもひどく影響してんでしょうね」
マ  ミ「思い当たる節があるなぁ」
ショウコ「みんなしてよってたかってあなたを男にしてしまったのね。」
マ  ミ「…」(苦笑い)

ショウコ タバコを灰皿に横たえる。ミルクティーを飲みほす。
正面からマミを見つめて口を開く

ショウコ「あたしがあなたのことを好きなのは、男としてすきなのかもね。
     人間は同性に惹かれるようにできてるのかもしれない。
    “同性愛は死罪だぞ”だけれどね。結局先がないのよ。結局ね。
     だから慰めてあげたいけれどやめておくわ“死罪”だし“先もない”し。」
マ  ミ「ありがとう」
ショウコ「いつか素敵な人にめぐり合えるといいわね」

マミ 何もいわずに席をたつ。横顔がかすかに微笑みをたたえ、明るい
ショウコもタバコを消し、鞄に手をかける
二人連れ立って会計を済ませ、店を出る。


○隣のテーブルを片付けていた店員がミルクティーののカップをトレイに乗せ下げる
残されたグラス


○派手な音を立てて外車のエンジン音が響く
ショウコのアウディの音

食べ残されたライチが居心地悪くグラスの中にぽつんとある

fade out






小説 ふたりごと

2006.06.13 Tuesday | 12:09
おまえと、付き合うことが俺にいかなる影響をあたえたか、
おまえはしっているのかな?
これから伝える。
どうやって伝えようか。長くなるかもしれない。でもつたえるから。

おまえは泣く。
泣いているときは決まって自分のことだ。たいてい酔っ払ってる。
アルコールの海の中で自分の存在が揺らぐことにおびえている。
「 あたしの命 二人の愛の証 そこにはひとつだって嘘はない
そうでしょう? そうだといってよ 二人に愛はもう無いというなら
あたしの命は全て嘘に変わり 時に 嘘つかせないで」
絞り出すような声で、おまえが俺にいってた。
父ちゃんも母ちゃんもけんかしたって俺にとってはとうちゃんとかあちゃんで
「父よ、母よ」なんて震える声で言うおまえが、どんなに心細く思ってるかなんて
わからないけど、わかれないけれど、俺はおまえが泣くのはいやだ。

けれどどんなに守りたいっておもったって、力になってやりたくったって
俺にはどんな力もない。それはおまえが一番わかってる。
時間かけて、おまえ自身が自分を整えていかなきゃいけないって
俺もおまえもわかってる。
やがて「その時」がきて、おまえが絶望して、俺はぼんやりこう思ったんだ。
「あの日二人交わした約束を今につなぎとめる光が 今の君なの」
もう2度と聞こえない「ただいま」を探しながら、それでもおまえは生きていたね。
絶望の中で見える光を愛していたね。
そんなことできるのかよ。
人ってそんな風にできてない。神様だってそんなことできない。
今世紀最大の突然変異か。
そんなおまえが、美しいんだ。

それから幾日かして、おまえはピアスをあけた。
「気分転換、運命が変わるかもね」なんてあっけらかんとして、
ためらいもなくあけてた。
BEAMSで買ったガラスのピアス
ダイヤモンドみたいにカットされてる大きなピアス、気に入っていつも入れてた
陽の光あたってきらきら輝いて、やけに光ってみえた。

俺のは
光らない。
俺もいつか輝くかな お前みたいに世界を愛せるかな
俺の心滅びようとも 醜く朽ち果て 息ひきとろうとも
その最期の一瞬だけでも お前が見てた世界見てみたいの

占いをしんじるか?
六星占術は、俺が木星人で 君が火星人だという
もうすぐ大殺界に入るから、自重してすごせって言う。
信じる信じないって君が言い張っても
俺は地球人だよ いや、でも 仮に木星人でも たかが隣の星だろ?
一生で一度のワープをここで使うよ

だからずっとそばにいる。

もう決めたもん 俺とお前50になっても同じベッドで寝るの
手と手合わせてたら血も繋がって 一生離れなくなったりして
こんな夢を いつまでも見よう 醒めなければいいってことにしとこう
醒めるから夢と呼ぶんでしょう?って言うなら 他に名前つけよう
君と書いて「恋」と読んで 僕と書いて「愛」と読もう
そうすりゃ離れそうもないでしょう? いつかそんな歌作るよ

君と僕が出会えたことを 人は 奇跡と呼んでみたいだけ
奇跡が生んだこのホシで起こるすべて 奇跡以外 ありえないだろう
君と僕とが出会えた 奇跡を信じてみたいんだ
君と僕が出会えたことが 奇跡だろうとなんだろうと ただありがとう

君は言う 奇跡だから 美しいんだね 素敵なんだね

怪談小説

2006.05.22 Monday | 13:06
眠れない夜って言うのは誰しも経験すると思うんだ。深夜1時になっても2時になっても、3時になっても眠れない。眠ろうと思えば思うほど神経が高ぶって意識がはっきりしちゃう。
そんな時は、いままで聞いたことがなかったような音が聞こえてくることだってある。階下の冷蔵庫の低くうなるような作動音や、庭の木々のこずえを揺らす風の音。虫の鳴く声が何度途切れたかだってはっきりとわかる。
そうして、眠れないなと寝返りを打つたびに時計を見る。デジタル目覚まし時計の蛍光色の明かりに目玉をやられながら、更けていく時間を感じてため息をつくんだ。
そのうち聞きなれない何かの鳴き声を聞いたんだよ。いままで聞いたことのある動物の鳴き声のどれでもない。どれにも当てはまらない声だ。
静まり返った家々の隅々まで染み入る声で響き渡った。
「ぬ――――――――――――――――」
ふざけているわけじゃないさ。本当にこんな声だったんだ。「ぬ」としか表現できない。その「ぬ」と言う鳴き声が30秒から40秒続いた。犬だって牛だってそんなに長くは鳴かないだろう。まぁ、計ったたこともないんだけれど。
けれども確かに聞こえたものだから、いった何の鳴き声かと今度はそれが気になって、そのことばかりを考えていたら、階段がみしと音を立てたんだ。木の階段に体重がかかるごく小さい音だよ。
なにかとても恐ろしいものが階段を上ってくる。
形は見えないけれど、大きくて黒い。
見えないはずのものが鮮明に頭の中に侵入してくる恐怖がわかるかい?
そのときは、今、階段の一番下の段に足をかけていて、何かがこの2階に上がってこようとしていることだけが明瞭だった。
実はもうこの部屋の中に入ってきていて、ベッドのそばにいるのかもしれない。そう思えて反射的に布団をかぶった。いや、「思う」でもなくて、確かに居たんだ。すっぽり布団の中に入って息苦しい中、何をしたかっていうと「南無妙法蓮華経」ってつぶやいてた。もちろん手は胸の前で合わせている。なんどもなんども「南無妙法蓮華経」と言い続けた。夢中さ。死んだおじいちゃんとひいおばあちゃんを思い出しながら。

朝日が自分の顔を照らしていることに気づいて目が覚めたんだ。いつの間にか、眠っていたみたいだ。あれだけ寝られなくて困り果てていたのに、眠りの穴の中にすとんと落ちていったようだったよ。おじいちゃんとひいおばあちゃんが連れて行ってくれたのだろうか?

結局昨晩何が鳴いていたのかわからないままだし、本当に自分が「南無妙法蓮華経」なんて言ったかもはっきりしないのだけれど、あんな心の底から怖い思いをするぐらいなら、寝る前にどうしてものどが渇いたからって、栄養ドリンクとカフェオレを続けて飲むようなことは、2度としないね。

ただ本当に怖いのは、そんな事を小説にしている、私自身さ。そしていつもこう思うんだ。人間にとって、自分自身以上に怖いものがこの世にあるだろうかってね。
君たちはそう思わないか?

恋愛小説X

2006.04.28 Friday | 17:44
一つの別れを経験して、一つの別れを思う

おととい、あの人はとおくへいってしまった
もう、2度とは会えない
何を話したかは覚えていないけれど、話をしたことは覚えている。
何を考えていたのかなんて知らないけれど
穏やかな笑顔だけは覚えている
もう、2度とは会えない


あの日思い切って恋をやめたら。

世界が様変わりした。
天は地に、地は天に。

「その」瞬間に、私のそばにいた人はまるで自分のことのように驚いて、
落ち着いた声で私に声をかけた。
けれども声は私にひとつも入っていなくて
私は「万が一」なんていう、おそらく絶対にこない時のことばかりを
考えていた。

「その」ことを友に打ち明けたときは涙でおぼれて死にかけた。
なんでこんなことになったのか、わかっていてもわからない。
友には素直に白状できた。
ただし、ものすごい嗚咽の中、どこまで伝えられたかなんてわからないけれど。
でもなお、友は感じ取り、感じ入り、慰めてくれた。

時間が過ぎて「そんな」気持ちも薄らいできたときに限って
何かがあって、再び心を揺さぶられて、しかし私を現実に引き止めたのは
仕事だった。

毎日仕事が私を起こす。
仕事場に行けと、仕事をしろと、催促する。
私は喜んで仕事場に飛び込む。
朝7時20分には仕事場について、夜中の10時を回ってもなお居続けてやった。
土曜だって日曜だって、祝祭日だってかまわない。
かのために得られなかった何かがあったとてかまわない。
仕事にはそれだけの価値があったんだ。
あるいは、仕事だけでなく、仕事場にいた仲間たちだったのかもしれない。

仕事をして、仕事をして、少し寝て、仕事をして
夢を持った。
「それ」より前には持ち得なかった夢だ。
私は夢を持つことができた。


思うに、男と女が出会い交わったならば、それはアルファベットの「X」である。
男の「/」と女の「\」はようよう近づき交わる、
けれど交わったときからゆっくりと離れ始めているのだ。
そうして交わりから時間がたてばたつほど距離は広がり、位置は離れる。
その交わる角度が鋭くたって、鈍くたって、いつか離れる。
肉体があるうちの分離であるのか、肉体がない分離であるのか
しかし必ず離れる。
離れることが必至ならば、交わらないでいることが真なのか?

いや、それは違う。
近づきたい。
もっと。
もっと。
もっと。
交わらずにはいられない。
当たり前だ、「交わりたい」という欲望が私の中に渦巻きよどみ私を突き動かす。
当たり前だ。

なるべくなら離れる時間がゆっくりならばいい。
かなうなら、自分の肉体がなくなるときまで離れたくはない。

けれども自分の自由にはできないという逆説。

そして、離れてはじめて開く目があるのならば、離れることもまた真なのだろう。

友の友情を濃く感じ、仕事に身を投げ、夢が宿り、
私の細胞が生まれ変わった。
何兆もの細胞は1年かけて生まれ変わった。
それは離れなければわからなかった真実だ。

本当は、「恋をやめた。」なんて能動的ではなかった。
切り出されて、追いすがろうとして、「諦めた」んだった。
諦めがつかなかったから、涙が出てきたんだった。
戻れる日ばかりを考えていたんだった。
ほっといたらそのことばかりを考えるから仕事をして気を紛らしていたんだ。

けれど、離れてはじめて開く目があるのならば、離れることもまた真なのだろう。
今、そう 素直に思う。


「その」日、あの人はとおくへいってしまった
もう、2度とは会えない
何を話したかは覚えていないけれど、話をしたことは覚えている。
何を考えていたのかなんて知らないけれど
穏やかな笑顔だけは覚えている
もう、2度とは会えない

恋愛小説 その後

2006.02.19 Sunday | 23:54
―あめの日と曇りの日と晴れと、どれが一番すき?
―く、くもり
―おんなじだ!

曇りの日には思い出す
あのころ、私は10歳で、5年生のタエコに自分を投射してて
給食の話、初恋の話、生理の話に「あるあるー」なんて頷いてた

いまは―
今は27歳のタエコの葛藤だとか、弱さに心が動く

15年、経ったのだものね。


隙間なく白い雲におおわれて、外はぼんやりと薄暗い
午前なのに夕方のような、空気も薄い気がするのは気分のせいだろうか
何をするともなくのそのそ起きだして階下に朝食を求めてさまよう日曜日
米は炊飯中、パンもない、なんだこの家
散らかった自室に戻って服を着替える
在る服を着る。無難な格好をする。

車のキーを回してとりあえず車を出す
朝食を求めて。

近くのスーパーは開店直後で、後方駐車のファミリーカーがそこかしこ
当然のようにすっぴんの私が不機嫌にUVカットの窓ガラスに映る
「…寒い。」
さえぎる雲のせいでちっとも気温は上がらない
私の体温も上がらない

結局朝食はパンとホットカフェオレで、車の中で食べてすませた
日曜日の午前に無難な格好で車にのっている
「どっか行こうかな。」
ひとりごちる
フロントガラスには映っていないがはたして不機嫌な顔なんだろう


ドアポケットの地図をひっぱりだしてかちりと何かが爪にあたる
なんだ?
拾い上げるとソレはとっても金属で、ホコリにまみれた鍵一本

…あ。合鍵か。

鍵屋で複製された合鍵の、溝がならんで私を見ている。
もう、とうに引っ越して用を成さない鍵一本
いつ鍵束からはずしたっけか?
新しい家の合鍵はもらわなかった。返したつもりでいたのに
まだあったんだ。

鍵一本、まるで自分にみたてておかしい
当の昔に引っ越しはすんでいた。返したつもりの心はまだあった。
いい加減に誤魔化していた自分の本音が鍵一本で開けられる。
モノは時として恐ろしい


…持ってたって、しかたないか
よし。これを捨てに行こう

家に帰り、服を着替える
気に入ってるジーパン
最近は太ったから、スリムよりもストレートが好きなんだ。
ハイネックのインナーにボア衿と袖のカットソー
カーディガンにダウンベストを合わせて
髪はてっぺんで一つにゆわえる
でっかいスニーカー履いてカバンはななめ掛けだ!
色気はないけど、不機嫌でもない。
すっぴんのままだけど、いい顔がバックミラーに映ってる。

暖まったエンジンから車内をぬくます風が送られる
快適じゃが!
アクセルも軽快にバイパスに乗って心のおもむくままにすすめマイカー

どこで降りるか時速80キロ
道路標識だけを参考に決めてやれ

お。(寂れた)港まで6キロ
いいね、それ。


あいかわらず日差しはないが時間はすっかり午後に
川が海に変わる道を河口へと進む
川はばが広くなると、もう海が近いのか工場地帯が顔をだす
目的地は近い

合鍵は鈍く光って小刻みに震える

標識に見える文字「河口まで0キロ」
ついについた
船でひしめく桟橋の奧にのびる岸壁
釣り人が二人
そのへっさきに赤い灯台が座り、風が体に当たってはくだけ
私を喚んでいるではないか!

気温は低くて、ダウンベストだけじゃあ心許なかったけれど
気にせず車に鍵をかけた。
堤防から降りて、桟橋をまわりこんで岸壁のコンクリートをぐんぐん踏みしめる
歩幅が広く広くなるのがわかる
釣り人とすれ違っても何もいわない

海は深い緑で、たえまなく揺れて、いろんな音がする。
岸壁にぶつかる波は、フジツボや亀裂やゴミに時間差であたるから
一つとしてでなく、無数の波だ
波の音四重奏だ

あそこを90度折れたら灯台まであと500メートル
あと200メートル
あと10メートル

へっさきに座る赤い灯台
腹の辺りを慎重にもちもちへっさきのへっさきについに到着
視界はぐんと開け、遠くには大橋が見える

「海が、岬に、砕ける」―と詩に書いたのはは草野心平だったか。

内海の小さな波がとめどなく砕けては消え、砕けては消え
私はポケットから合鍵をとりだした。
一目で判るようにゴムのカバーを付けて、幾度も幾度も回した合鍵を
おおきくふりかぶって
うみに
なげた

飛距離はのびなかったが、緩い放物線を描き、重力にひっぱられて
緑の海面に消えた

一瞬の間
私はすぐに駆け出していた
いつものジョギングシューズじゃないから
あしが重くてすぐに息が切れたけど
とまらず走り続けた

釣り人とすれ違うと、こんにちは!とあいさつをした

―釣れましたか
―いんや、釣れんなぁ
―釣れるといいですね

すぐに視界の後ろにきれても、振り返り声を繋いだ

―こんにちは、寒いですねえ
―そうじゃねぇ

波の音も、沖の船のエンジン音も私には聞こえない
ただ、自分の走る靴音と、息の熱さが聞こえるだけだ。

恋愛小説つづき

2005.12.24 Saturday | 20:30
風邪でぼーっとする頭で今年のChristmasを思う。
寝覚めは最悪だったか。
草むらを這って逃げるわたし
足が、体がなまりだまのように重い
草いきれをわしづかみにして這って逃げるわたしに後ろから声がする
「おいちょっと待てよ」
聞こえないぞそんな言葉は。
「無視すんじゃねえよ」
這いつくばったまま後ろを振り返る
「これ、彼女」
満足げに笑って、それが本望か
女の顔は見えない
とっくに逃げ切ったつもりでいるのに、わたしは何から
逃げているんだろう。
最低の目覚めとともにクリスマスイブ

おととい飲んで、次の日のどが痛いのは酒やけかカラオケ焼けか
って思ってたら
次の日鼻が詰まって、今日はせきが出る
風邪か。
風邪だな。
面白くない気持ちを抱えたまますごす。

女友達に声をかけられてランチを食べに行く。
車を車庫から出すとすごくいい天気だった。
創作料理屋のランチは正方形のお盆に小鉢が並ぶ。
鮭のグリルはレモンの酸味が利いたオイルソースでさっぱりといただく。
ヨーグルトドレシッングのかかった温野菜は菜の花・プチコーン・ブロッコリーに
サトイモ。丁寧に面取りされたサトイモはほんのり甘い。
カレー餡の入った春巻き、添えられたマッシュポテトと食べるとまろやか
白菜の煮物の上にちびっとのってんのはのり佃煮?
姫林檎の甘露煮・自家製漬物三種(なすの辛子漬け・大根の浅漬け・きゅうりの辛子漬け)
中鉢の煮物の中に入ってたいわしのつみれがいいコク出してた
これに玄米ご飯とお味噌汁がついて1050円
コーヒーとデザートつけて1260円
デザートはチョコムースとパウンドケーキ
カスタードソースをまとって口に入れる。
コーヒーもうまい。
こんな丁寧なランチが1260円とは。

Christmasに女二人でデパート冷やかして、ティファニーもコーチも
グッチもメンズフロアーもレディスフロアーもぜーんぶ見て回って
ケーキ屋でケーキを2つ買う。

夕暮れの河原に車を停めて並んでケーキを食べる。
愚痴の花が咲く。
馬鹿みたいに笑う。
笑いあう。
サプライズプレゼントを渡す、喜んでんの?
その笑顔がいいなぁ

車は発進する。
団地の家並みを左右に、見栄と虚栄のイルミネーションを見て回る
曇る車内が光をぼやかす
君との思い出は狭いところばっかり

早めの解散
19:30pm
風邪をうつしてたらごめんな。

バイバイ・バイバイ
また明日。

Merry Christmas 2005

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